Chatworkでシステム障害が発生し、サービスが停止する事態となっています。
土曜日からChatworkが利用できない状況が続いており、ビジネスコミュニケーションツールとして多くの企業や個人に利用されているChatworkのサービス停止は大きな影響を与えています。
そこでChatworkの現在の障害状況やメンテナンスの終了時期、原因についての詳細を調査してみました。
また、SNS上での反応や過去の障害情報についても合わせてご紹介します。

当たり前のように使っていただけに
困っちゃいますよね…
・Chatworkの現在の障害状況
・メンテナンスの終了予定時刻
・障害の原因と対応状況
・SNS上での反応
・過去の障害事例との比較
Chatworkの現在の障害状況について
現在、Chatworkはシステム障害のためメンテナンスモードに移行しています。
公式ヘルプページによると、メンテナンス時間中はサービスが停止し、ご利用いただくことはできない状態となっています。
原因はデータベースへのアクセス障害であると発表されており、次回の情報更新は2025年4月27日(日)午前7:00が予定されています。
なお、現時点では迅速な復旧に全力を挙げているものの、メンテナンス終了時刻は未定となっています。
ChatworkおよびKDDI Chatworkの両方のサービスが影響を受けており、システム全体へのアクセスができない状況が続いています。
Chatworkのメンテナンス終了時期について
Chatworkの公式ヘルプページによると、現在のメンテナンス終了時刻は「未定」とされています。
次回の情報更新は2025年4月27日(日)午前7:00が予定されており、その時点で新たな情報が発表される可能性があります。
Chatworkの公式Xアカウントは4月26日の6時間前に「緊急メンテナンスのお知らせ・続報」を投稿し、サービスが停止しており利用できない状態であることを報告しています。

この投稿によると、4月26日(土)午前からChatworkへのアクセスが不安定になっており、詳細な調査・対応のために緊急メンテナンスを実施中とのことです。
現時点では、明確な復旧時間は公表されておらず、ユーザーからは早期復旧を望む声が多数上がっています。
Chatworkの不具合の原因と対応状況
公式発表によると、今回の障害の原因は「データベースへのアクセス障害」とされています。
4月26日12:44更新の情報では、障害の発生日時は「現在確認中」とされており、原因の調査および復旧作業を全力で進めているものの、復旧の目処は立っていない状況でした。

その後、23:22更新の情報では、原因が「データベースへのアクセス障害」と特定されています。

過去にも似たような障害は発生しており、直近では4月22日に6分間の短時間障害が発生していました。
この時の原因は「サーバーメンテナンス中に想定外のシャットダウンが発生し、処理能力不足となったため」とされています。
今回の障害は前回と比較してより深刻な状況で、長時間に渡るサービス停止となっています。
SNS上での障害に対する反応まとめ
今回のChatwork障害に対して、SNS上では様々な反応が見られます。
Xでは
「Chatworkが丸一日停止してる。かなり深刻そう。DB障害らしいけど欠損大丈夫かな。土曜日だから影響を受けなかった人も多いとは思うが、土曜日だからChatworkしか連絡手段が無い人も居そう。」
というコメントがあり、データ欠損への懸念が示されています。
また
「ChatWorkのシステム障害で、株価一気に下がったらロング決めたい気もするが、KDDIでミスったんよなぁ」という投資の観点からの声や、「Chatworkが障害で緊急メンテ中。まじでか笑。結構困ってる人多かろう。」
といった声も見られます。
障害の長期化に対して
「Chatworkのシステム障害、長丁場だな。データ喪失が起きないことを切に願う…中の人、がんばれ…」
と心配する声や
「Slackもあるから完全に終わってないけどChatwork限定で連絡取ってる案件がやばいんよね…こう、障害トラブル系は胃がきゅっとなる…」
と代替手段はあるが一部で影響が大きい状況を指摘する声もあります。
また
「Chatworkの障害、、、これを機に別の連絡手段による冗長化が必要ですね。Chatwork障害のせいでディレクターや取引先と連絡できない、ではダメだなと。これで納期遅れになっても、準備不足のせいです。プロとして、メールやSNSの連絡先も知っておくべきでした」
と、ビジネスにおける連絡手段の冗長化の必要性を指摘する意見も見られます。
Chatworkの過去の障害事例との比較
Chatworkは過去にも障害が発生していますが、今回の障害は特に長時間に及んでいます。
直近の障害事例としては、4月22日の障害があり、この時は20:02から20:08までの約6分間の短時間障害でした。
原因は「サーバーメンテナンス中に想定外のシャットダウンが発生し、処理能力不足となったため」と報告されています。
この時はすぐに復旧しましたが、今回の障害は4月26日午前から発生し、24時間以上経過した現在も解決していない状況です。
また、Chatworkのヘルプページには過去の障害情報として、2024年12月19日、12月12日、12月9日にもアクセス障害が発生していたことが記録されています。
しかし、今回のように丸一日以上サービスが完全に停止する事態は比較的まれであり、ビジネスユーザーに大きな影響を与えていると考えられます。
APIとシステム障害の関連性について
今回のChatworkの障害は「データベースへのアクセス障害」が原因とされていますが、一般的にWebサービスの障害とAPIの関連性について理解しておくことも重要です。
APIとはApplication Programming Interfaceの略で、アプリケーションとプログラムを繋ぐものという意味です。
開発されたソフトウェア、アプリケーションなどの一部を公開することで、第三者が開発した別のソフトウェア、アプリケーションにその一部の機能を入れ込むことができるものとなっています。
APIの種類には「Web API」「OSが提供しているAPI」「ランタイムが提供しているAPI」があります。
Chatworkのような業務ツールでは主にWeb APIが利用されており、インターネット上でやりとりが行われます。
API連携を行うデメリットとして「サーバーに障害が発生すると利用できない」ことが挙げられます。
API連携をしている提供元のサーバーに障害が発生した場合、自社サービスの利用が不可能になってしまいます。
その上、自社ではトラブル対応ができなくなってしまうので、万が一に備えてBCPを策定しておくことが好ましいでしょう。
実際に、Chatworkでは過去にもAPI仕様変更によるクライアントアプリの不具合が発生していました。
2014年1月には、TwitterのAPI仕様変更によって「ついっぷる」などのTwitterクライアントアプリで、タイムラインが読み込めないといった不具合が発生していました。
この時は、最新版へのアップデートで問題を解消できる状態でした。
このように、システム障害とAPI関連の問題は密接に関連しており、サービス提供者は冗長性やバックアップ体制を整えておくことが重要です。
Chatworkの障害対応とメンテナンス体制について
Chatworkの障害対応とメンテナンス体制について公開情報から見ていきましょう。
現在のChatworkの対応としては「迅速な復旧に全力を挙げております」と発表されており、次回の情報更新を2025年4月27日(日)午前7:00と予定しています。
また、最初の障害報告では「原因の調査および復旧作業を全力で進めておりますが、現時点では復旧の目処は立っておりません」としており、かなり深刻な状況であることがうかがえます。
Chatworkは公式Xアカウントを通じても継続的に情報を発信しており、「緊急メンテナンスのお知らせ」「サービス障害のお知らせ:続報」などで状況を報告しています。
一般的に、このような大規模なシステム障害に対しては
原因の特定、影響範囲の確認、復旧プランの立案と実行、影響を受けたデータの整合性確認、再発防止策の検討といったステップで対応が進められます。
SNS上では
「エラーへの対応。以前通ってたスクールで、「すごいエンジニアさんはエラー対応能力が違う」みたいなことを教えてもらったが、今回のChatworkさんの障害みたいなのが起きた時に本気でその希少性が発揮されるんだろうなぁ。」
というコメントもあり、高度な技術力が求められる状況であることが指摘されています。
Chatworkの障害に備えるための対策
今回のようなChatworkの障害に備えて、企業やユーザーができる対策を考えてみましょう。
まずはこちら一覧にまとめてみました。
・複数の連絡手段を確保する
・重要な情報のバックアップ
・業務継続計画(BCP)の策定
・障害情報の定期確認

では、それぞれについて詳しく紹介していきます。
Chatworkの障害に備えるための対策 ①複数の連絡手段を確保する
chatworkの障害に備えるための対策の1点目は「複数の連絡手段を確保する」ことであります。
SNS上では
「まあ、本当に重要な連絡ラインは複数経路準備しておきましょうという事ですね。」「Chatworkの障害、、、これを機に別の連絡手段による冗長化が必要ですね」
といった声が上がっています。
重要なビジネスコミュニケーションは、SlackやMicrosoft Teamsなど複数のツールを併用するか、メールやSMSなどの伝統的な手段もバックアップとして確保しておくことが重要です。
Chatworkの障害に備えるための対策 ②重要な情報のバックアップ
chatworkの障害に備えるための対策の2点目は「重要な情報のバックアップ」であります。
Chatwork内に保存されている重要な情報や添付ファイルは、定期的に別の場所にバックアップしておくことが望ましいです。クラウドストレージや社内サーバーなどを活用しましょう。
Chatworkの障害に備えるための対策 ③業務継続計画(BCP)の策定
chatworkの障害に備えるための対策の3点目は「業務継続計画(BCP)の策定」であります。
APIサービスを利用する際のデメリットとして「自社ではトラブル対応ができなくなってしまうので、万が一に備えてBCPを策定しておくことが好ましい」と指摘されています。
重要なコミュニケーションツールが使えなくなった場合の代替手段や手順を事前に策定し、チーム内で共有しておくことが重要です。
Chatworkの障害に備えるための対策 ④障害情報の定期確認
chatworkの障害に備えるための対策の4点目は「障害情報の定期確認」であります。
Chatworkのヘルプページやソーシャルメディアアカウントを定期的にチェックし、障害情報を早期に把握することも大切です。
Chatworkの障害に関するまとめ
ここまでChatworkの現在の障害状況や原因、メンテナンス終了時期について調査してきました。
内容をまとめると以下のようになります。
【障害状況】
・Chatworkはシステム障害のためメンテナンスモードに移行
・サービスが完全に停止している
【障害原因】
「データベースへのアクセス障害」が原因と発表されている
【メンテナンス終了時期】
・現時点では「未定」
・次回の情報更新は2025年4月27日(日)午前9:00
【発生時期】
・4月26日(土)午前からChatworkへのアクセスが不安定
・その後完全に停止
【対応状況】
「迅速な復旧に全力を挙げております」と公式に発表されている
【SNSでの反応】
データ欠損への懸念や代替手段の必要性を指摘する声が多数見られる
今回のような長時間に及ぶサービス停止は、ビジネスユーザーにとって大きな影響があります。
特に土曜日で他の連絡手段がないケースや、Chatworkでしかやり取りしていない取引先がいる場合は深刻な問題となっています。
「本当に重要な連絡ラインは複数経路準備しておきましょう」という指摘にもあるように、今回の障害を機に、重要なビジネスコミュニケーションの冗長化や代替手段の確保を検討することが重要です。
引き続き、Chatworkの公式発表や復旧状況に注目していきましょう。

ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
【2025年4月27日7:00の状況追記】
2025年4月27日7:00に発表された公式発表ですがこちらとなります。

現時点でも不具合の解消は認められずさらなる長期メンテナンスが見込まれます…。
次の状況報告は9:00ということで注目したいですね。
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