アニメ映画「アリスとテレスのまぼろし工場」の登場人物の一人である「五実(いつみ)」
主人公「正宗」達の住んでいる町(世界)に突如として現れた少女でありますが。
その存在は数々の謎に包まれており、物語のカギを握る存在でありました。
そこでここでは五実(いつみ)の本名(漢字でどう書くのか)と年齢についてまとめてみたいと思いますのでご覧ください。
※ネタバレを含みますので原作・アニメ映画未視聴の方はご注意ください。
五実(いつみ)の本名は漢字でどう書くのか【ネタバレ】
ではまずは「アリスとテレスのまぼろし工場」の登場人物の一人である「五実(いつみ)」の本名についてご紹介いたします。
五実(いつみ)の本名は「きくいり、さき」であります。
漢字で書くと「菊入沙希」と書きます。
「あの子リュック背負ってたの…そこに名札がついていた」
正宗が「名札…?」と聞き返すと睦実は軽くうなずいた
「きくいり、さき」アリスとテレスのまぼろし工場、原作132ページ(睦実の発言より)・152ページ(正宗の父明宗の日記)より引用
女の子が背負っていたリュックに名札がついていたというそこに書かれていたのが「菊入沙希」という名前
菊入とは主人公である正宗の名字であり。
現実世界での正宗と睦実の間に生まれた子供であります。
沙希の「沙」の字には水辺の砂という意味や「悪いものを捨て去りよいものを選び取る」という意味や海の雰囲気やさわやかさ、穏やかさ、洗練されたイメージがあります。
沙という字を名前につけるときに込める思いとして一般的なイメージとしては次のようなものがあります。
このような意味が一般的には込められることが多いようです。
こうしてみてみると「沙希」という名前には作品の世界とも通ずるものがあってなんだか考えさせられてしまいそうですね。
現実世界の正宗と睦実は本当によく考えて名前を付けたのだと思われます。
五実(いつみ)の名前の由来について
菊岡沙希(きくおかさき)こと五実(いつみ)に名前を付けたのは主人公正宗でありました。
睦実によって案内され出会った少女。
無邪気で幼すぎる少女に正宗は名前をつけてあげるのですが。
その由来は五実のいた場所が「第五高炉」であり、いたるところに「五」という文字がついていたこと。
また、その容姿が睦実(むつみ)によく似ていたことから連想して「五実(いつみ)」と名付けておりました。
睦実(むつみ)に少女に名前を付けたことがばれたときに「そうだよ!お前よりも罪の数が一つ少ないから五実だよ!」と正宗は言っておりましたが。
これについても睦実に問い詰められやけくそになって言った感じがありましたが、よくよく考えたらすごく深いよなぁと感じました。
睦実が最初冗談っぽく正宗に言っていた「私の名前は6つの罪と書いて六罪」と語っていたことから出てきたセリフではありますが。
6つの罪ってなんだろう?五実にはない罪って何だろう?って考えだしたらなんだか色々と考えてしまいそうになります。
とりあえずこのあたりは別記事でまとめてみようと思います。
では次は「五実(いつみ)」の年齢についてご紹介しようと思います。
五実(いつみ)の年齢は何歳なのか【ネタバレ】
では、次に「菊入沙希」こと「五実(いつみ)」の年齢についてご紹介しようと思います。
「アリスとテレスのまぼろし工場」の原作およびアニメ映画を見る限り「五実(いつみ)」の年齢については、はっきりとは明記されておりません。
そこで考察してみようと思うのですが。
考察する材料としては次のことが挙げられるかと思っております。
これらのシーンから「菊入沙希」こと「五実(いつみ)」の年齢を推測できるのではと思いました。
ではそれぞれについて紹介していきます。
五実(いつみ)の年齢を考察 ①アニメ映画での五実が現実世界から行方不明となるシーン
まず最初に注目したいのが「アニメ映画での五実が現実世界から行方不明となるシーン」についてであります。
このシーンについては原作では年齢についての描写がなく
また正宗の父である明宗が「菊入沙希」を発見していた時の描写にも「小さな女の子」としか記載がありませんでした。
しかし、アニメ映画でのこのシーンでは幼少期の「五実(いつみ)」(菊入沙希だったころ)の姿が描かれておりました。
歩けていて、それなりに意思表示を示すことができることから推測するに1歳~2歳位だったのではないでしょうか。
1歳になると少しずつ語彙を知り、話せるようになります。相手の言葉を理解し、真似したり返答できるようになり始めるのもこの頃です。
1歳時点で自己主張は出始めますが、より強くなるのがこの頃です。子どもたちの、「何でも自分でやりたい」という思いが強くなるので、少々厄介に感じるかもしれません。自分の要求が通らないと、泣いたり騒いだりすることも多いでしょう。
https://www.hoikujyouhou.com/hoiku_club/29921 保育士クラブより引用
五実(いつみ)の年齢を考察 ②原作184ページの描写
次に五実が作品冒頭に登場したときの年齢について考察してみようと思います。
これには原作184ページのこの描写に注目いたしました。
十年たって放映されているアニメも変わって
アリスとテレスのまぼろし工場 原作184ページより引用
そしてこの10年ー一瞬たりとも忘れることはなく
こちらは盆祭での現実世界での正宗の回想となるのですが、菊入沙希が行方不明になってから現実世界では10年たっていることがわかります。
そしてこれは同時に作中の正宗たちがいる世界においても同様に10年がたっていることを物語っております。(これらのことから正宗たちの正確な年齢についてもこちらの記事で考察しております)
つまりこれらのことと、前述しました菊入沙希が行方不明になった時の年齢から推測すると。
作品中冒頭での「五実(いつみ)」の年齢は11歳~12歳ぐらいであると言えるのではないでしょうか。
14歳である睦実と比較してもちょっと小さい「五実(いつみ)」でしたから大体このぐらいの年齢であることはおかしくはないかと思われます。
五実(いつみ)の年齢を考察 ③原作210ページの描写
そして最後に考察してみたいのがラストシーン
現実世界に帰り成長した五実(菊入沙希)が工場を訪れるシーンですが。
原作の210ページにはこう書かれておりました。
だからこそ先日、成人になったばかりの沙希がこの場所に一人で訪れてみたいと言い出した時も、信じて受け入れようと思ったのだ。
アリスとテレスのまぼろし工場 原作210ページより引用
こちらの描写よりラストシーンに工場へと訪れていた五実こと菊入沙希は成人となったばかりであることがわかるかと思います。
成人というと20歳というイメージが強いですが、しかし成人年齢の引き下げにより2023年現在では成人年齢が18歳となっております。
平成30年6月13日、民法の成年年齢を20歳から18歳に引き下げること等を内容とする民法の一部を改正する法律が成立し、令和4年4月1日から施行されました。
グーグル検索「成人年齢の引き下げ」の検索ページより引用
作品の原作が作られたのも2023年ですからここはそうであると私は思っております。
このことから五実が現実世界に帰還してからおよそ5年ほどの歳月がたっているのではないでしょうか。
ただ、時代背景についての描写についても記載はありませんでしたので
もしかすると2023年以前の世界として描かれている可能性もありますので20歳であるという可能性もあるのかもしれません。
このあたりは何か新たにわかりましたら修正・追記させていただこうと思います。
「五実(いつみ)」の本名(漢字)と年齢についてまとめ
ここまでアニメ映画「アリスとテレスのまぼろし工場」の登場人物の一人である「五実(いつみ)」について紹介してきました。
この記事では本名(漢字)と年齢について紹介させていただきましたが、まとめますとこのようになります。
このようになっておりました。
本名については原作にも描写がありましたので間違いはないかと思いますが。
年齢についてははっきりとした描写がなく、原作やアニメのシーンにから考察させていただきました。
もし何かわかりましたら追記・修正しようと思います。
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
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