生活に困っている方は日本全国に少なくありません。
経済的困窮、雇用不安、孤立、借金問題など様々な要因で生活に行き詰まる方が増加傾向にあります。
特に近年は社会構造の変化により、従来の社会保障制度だけでは対応しきれないケースも目立ってきました。
そこで本記事では、日本における生活困窮者の実態について調査し、具体的な支援方法や相談先について解説します。
もし今あなたが生活に困っているなら、またはそのような方を知っているなら、この記事が解決の糸口となれば幸いです。
・日本の生活困窮者の現状と数
・生活困窮に陥る主な原因
・生活に困った時の具体的な対処法
・借金問題の解決方法
・住み込み求人の活用方法

生活に困っている人ってどれぐらいいるの?
日本では様々な理由で生活に困窮している方が想像以上に多く存在します。
ここでは、その実態について詳しく見ていきましょう。
生活困窮の状況を示す様々なデータがあります
【単身世帯】
・2010年時点で全世帯の32.4%(約1,679万世帯)
・2030年には約4割に達する見込み
【高齢者単身世帯】
・2010年時点で約479万世帯存在
※増加傾向
【ひとり親世帯】
・約108万世帯が母子世帯として存在
【非正規雇用者】
・全雇用者の35.2%が非正規雇用(2011年)
【フリーター・ニート】
・フリーターは約176万人
・ニートは約60万人(2023年)
【ホームレス】
・全国で約9,576人(2024年調査)
※ただし、表面化していない「隠れホームレス」はさらに多い
特に注目すべきは、表面化していない生活困窮者の存在です。
ネットカフェ難民やマンガ喫茶などで寝泊まりしている方、知人宅を転々としている方など、公的統計には表れない「見えない貧困」が広がっています。
生活に困っている人ってどれぐらいいるの? ①社会的孤立の増加
社会的孤立も生活困窮の大きな要因となっています。
国際比較データによると、日本では「家族以外の人との交流が全くない」または「ほとんどない」と回答した人の割合が15.3%と、OECD加盟国20か国中最も高い数値となっています。
高齢者の社会的孤立の状況を見ると、一人暮らし世帯では「毎日会話している人」の割合が全体の約2/3(64.8%)にとどまり
「頼れる人がいない」と回答した方は14%(全体の4倍以上)に達しています。
この孤立の問題は、以下のような状況とも深く関連しています。
【未婚率の上昇】
2030年には男性約30%、女性約23%
【中途退学者】
高校で約5万5千人、中退率1.6%)
【不登校生徒の増加】
高校で約5万6千人、割合1.66%)
生活に困っている人ってどれぐらいいるの? ②雇用不安と経済的困窮
雇用の不安定化も生活困窮の大きな要因です。
正規雇用者数が減少傾向にある一方、非正規雇用は増加しています。
特に女性は非正規雇用の割合が高く、年齢別では若年層(15〜24歳)で非正規雇用率が大きく上昇しました。
経済的基盤の弱い若者が増加し、将来的な生活不安を抱える方も少なくありません。
母子家庭の経済状況も厳しく、平均年収は213万円と全世帯平均(564万円)の約4割程度となっています。
離婚が原因で母子家庭となるケースが約8割を占め、その約3割が20代で母子世帯となっています。
生活に困っている人ってどれぐらいいるの? ③借金問題
借金問題も生活困窮の大きな要因の一つです。
貸金業利用者の一人当たり残高金額は減少傾向にあるものの、依然として多くの方が借金問題を抱えています。
特に5件以上の無担保無保証借入の残高がある人は、2024年3月末時点で約44万人存在しています。
このような多重債務者は表面化している数字以上に存在すると考えられます。
自ら命を絶つことへの危機経路を見ると、「失業→生活苦→多重債務→うつ病→自ら命を絶つ」といった連鎖が見られ、借金問題が最終的に命の危機につながるケースも少なくありません。
生活に困っている人はどうすればいいの?
生活に困っているとき、一人で抱え込まずに適切な支援を求めることが重要です。
ここでは具体的な対処法をご紹介します。
生活困窮の状況別に主な対処法は以下の通りです。
【収入・仕事に関する問題】
・ハローワーク、自治体の就労支援窓口
・住み込み求人の活用
【住居に関する問題】
・自治体の住宅支援
・住居確保給付金制度の利用
【食事・日常生活】
・生活保護申請
・フードバンク
・社会福祉協議会の利用
【借金問題】
・法テラス
・弁護士・司法書士への相談
・自己破産や任意整理などの債務整理
【心身の健康】
・保健所
・精神保健福祉センター
・こころの健康相談窓口の利用
【孤立・孤独】
・地域包括支援センター
・社会的包摂ワンストップ相談支援事業の活用
こうした専門機関はそれぞれの分野に特化したサポートを提供していますが、生活困窮者が抱える問題は複合的であることが多いため、総合的な支援が必要です。

では借金に困っている人の場合や
住み込み情報サイトの活用法について詳しく紹介していきます。
生活に困っている人はどうすればいいの? ①借金に困っている人
借金問題は生活困窮の大きな要因となっています。
毎月の返済に追われる生活から抜け出すには、専門家への相談が不可欠です。
借金には主に以下のような種類があります。
・消費者金融からの借入
・クレジットカードのキャッシング
・銀行カードローン
・住宅ローン
・闇金融からの借入
(特に注意が必要)
借金問題を解決するための主な方法は以下の4つです。
【任意整理】
・弁護士を通じて返済条件の見直しを行う
【個人再生】
・住宅などの財産を残しながら借金を大幅に減額
【自己破産】
・借金の支払い義務を免除してもらう
【特定調停】
・裁判所を通じて分割払いなどの条件
どの方法が最適かは、借金額や収入状況、保有財産などによって異なります。
自己判断で解決しようとせず、まずは専門家に相談することが重要です。
借金問題を相談できる主な機関としては。
【弁護士事務所】
・専門的な法律知識があり包括的な解決が可能
・闇金問題への対応力が高い
【司法書士事務所】
・1社あたり140万円以下の借金であれば対応可能
・弁護士より費用が安い
【法テラス(日本司法支援センター)】
・国が設立した法的支援機関
・無料の法律相談や弁護士費用の立替制度あり
【各自治体の消費生活センター】
・借金問題に関する無料相談窓口
特に債務整理に強い法律事務所を選ぶことで、より効果的な解決が期待できます。
生活に困っている人はどうすればいいの? ②住み込みお仕事情報サイト
住む場所がない、所持金が少ない、頼る人がいないといった状況にある方にとって、住み込み求人は効果的な解決策となります。
仕事と住居を同時に確保できるため、生活再建の第一歩となります。
住み込み求人の主な特徴は以下の通りです。
【家賃無料】
・住居費がかからない
・収入のほとんどを生活再建や貯蓄に回せる
【初期費用不要】
・入居に関する費用が0円
・所持金がなくても始められる
【家具・家電付き】
・生活に必要な設備が揃っている
・すぐに生活を始められる
【保証人不要】
・保証人が見つからない方でも利用可能
【赴任までの費用立替】
・交通費などの初期費用を立て替えてもらえるケースも
JOBリスタートなどの住み込み求人専門サイトでは、以下のような職種の求人を紹介しています。
【バス運転手】
月給30万円〜48万円+各種手当
【飲食店】
月給20万円〜35万円
【製造工場】
月給28万円〜45万円
【事務職】
月給18万円〜28万円
【自動車整備士】
月給30万円〜35万円
住み込みお仕事情報サイトについて詳しく
住み込み求人サイトの中でも「JOB RE」のようなサービスは、単なる求人紹介にとどまらず、生活全般をサポートする取り組みを行っています。

主なサポート内容は以下の通りです。
【生活用携帯の貸出】
・通信手段を確保
・仕事探しや連絡をスムーズに
【入社までの住居提供】
・仕事が決まるまでの間も安心して生活できる環境を提供
【専任担当者による支援】
・一人一人に担当者がつく
・きめ細かなサポートを実施
【食事サポート】
・給料日までの食事をサポート
・基本的な生活を保障
こうしたサービスは、以下のような状況にある方に特に有効です:
・住む家がなくネットカフェ等で寝泊まりしている
・所持金が厳しく食事も満足に取れていない
・スマホの支払いができずWi-Fiがないと使えない状態
・頼る人がおらず一人では解決できない
住み込み求人は新しい生活を始めるための有効な手段ですが、選択する際は慎重さも必要です。
信頼できるサービスを選び、自分に合った仕事と環境を見つけることが重要です。
その点私自身過去に利用した経験があることから「JOB RE」はお勧めできますね!
LINEで手軽に無料相談できる点もとてもやりやすく24時間365日対応してくれて
相談した即日から入寮も可能なので本当にどうしようもないと悩んでいる方にはぜひおすすめしたいですね!

生活に困っている人はどうすればいいのかまとめ
ここまで生活困窮者の実態や支援方法について紹介してきました。
生活困窮の状況は人それぞれですが、一人で抱え込まずに支援を求めることが何よりも重要です。
生活困窮状態から抜け出すための基本的なステップをまとめると。
現状を正確に把握する
自分の状況(収入、支出、借金額など)を客観的に把握する
専門家や支援機関に相談する
一人で解決しようとせず、適切な相談先を利用する
具体的な支援を受ける
生活保護、住居確保給付金、食糧支援などの制度を活用する
中長期的な自立を目指す
就労支援や技能習得など、持続可能な生活基盤を構築する
どんな状況でも、必ず解決の糸口はあります。
借金問題なら弁護士や司法書士に相談し、住居や仕事の問題なら住み込み求人サイトの活用も選択肢の一つです。
社会的孤立は生活困窮の大きな要因であり、同時に解決を難しくする要因でもあります。
孤立を防ぎ、適切なサポートを受けることで、多くの方が生活再建を果たしています。
忘れないでください。困難な状況にあっても、支援の手は必ず存在します。
勇気を出して最初の一歩を踏み出すことが、状況を好転させる鍵となるのです。
かつて私もクレジットカードを使い過ぎて800万円以上の借金を抱えて毎月の支払いが20万円以上となり本当に苦しかったと気がありました。
しかし、それでも立ち直れたのは周りに相談できる人がいて助けていただいたことが一番大きかったです。
これを読んでいて今まさに困っている方がおりましたら
ぜひこの記事を参考にまずは相談してみてください。

人生どこからだってやり直せるんですよ!
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。

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