お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明さんが、食道がんと咽頭がんの治療のため芸能活動を休止すると発表し話題となっておりましたが…。
しかし状況は一変!フジテレビの第三者委員会の調査報告書で「下半身露出」の疑惑が浮上しました。
石橋さんは所属事務所を通じて謝罪コメントを発表していますが、この報道をきっかけに過去の問題行動も再び注目を集めています。
この記事では、石橋貴明さんの過去のパワハラ・セクハラ行為について調査し、相方の木梨憲武さんの行動も含めてまとめてみましたのでご覧ください。
・石橋貴明のセクハラ報道の詳細
・石橋貴明の過去のパワハラ・セクハラ行為の具体例
・木梨憲武の過去のパワハラ行為
・現代の価値観から見た過去の「笑い」の問題点
石橋貴明がガン報告から一転セクハラ報道で批判に
石橋貴明さんは4月3日に食道がんの治療のため芸能活動を休止すると発表しました。
しかし、その後、中居正広氏の女性トラブルに端を発したフジテレビの第三者委員会の調査報告書の中で
「重要な類似事案」として、有力な番組出演者がフジテレビの女性社員の前で下半身を露出したという問題が記され、週刊誌などでこの出演者が石橋貴明さんだと報じられました。
テレビ局関係者によると、第三者委員会から石橋さんにヒアリングの要請があったものの、病気療養準備を理由に断ったとされています
これを受けて石橋さんの所属事務所は16日、第三者委員会から調査を求められていたことを認め、石橋さんのコメントを発表。
その中で石橋さんは、会食した覚えはあるものの、深酒をしていたため詳細は覚えていないとしながらも
「同席された女性の方には、不快な思いをさせてしまったことを、大変申し訳なく思っております」と謝罪しています。
また、併せて咽頭がんも併発していたことを公表し、集中治療室から一般病棟に戻ったのが14日だったと近況も報告していました。
回復後には会食に同席した女性社員と面会し、直接謝罪する意向も示しています。
石橋貴明の過去のパワハラ・セクハラ行動まとめ
石橋貴明さんといえば、過去にもパワハラやセクハラと取られかねない言動が度々問題視されてきました。
これらの行為は当時のバラエティ番組の風潮もあり、「笑い」として放送されていた部分もありますが、現在の価値観では批判されるものも少なくありません。
では、その具体的な内容について箇条書きにしてみました。
・2002年『うたばん』での発言
・1992年の裁判沙汰
・『保毛尾田保毛男』問題
・『マルガリータブラザース』での行為
・若手女優へのセクハラ行為

では、それぞれについて詳しく紹介していきます
石橋貴明の過去のパワハラ・セクハラ行動まとめ ①2002年『うたばん』での発言
2002年に放送された『うたばん』(TBS系)において
石橋さんはゲスト出演したアイドルバンドのZONEのメンバーだった当時15歳の女性に対して
「男性器の呼称」に例える発言をし、本人を泣かせていました。
これは当時も問題になり、TBSが謝罪する事態となりました。

さすがにこれは女性、しかも15歳という年齢を考えたら
ちょっとひどすぎましたね…
石橋貴明の過去のパワハラ・セクハラ行動まとめ ②1992年の裁判沙汰
1992年10月29日放送のフジテレビ『とんねるずのみなさんのかげです』に出演していた当時56歳の女優・Xさんが石橋さんからセクハラ被害を受けたというこの騒動。
その女優Xさんが石橋さんとフジテレビを相手に訴訟を起こしていました。
コントコーナーで水着着用を要求されるなど、女優としてのプライドと女心が傷つけられたと証言しています 。
この訴訟はその後和解が成立して終わっていましたが、今の時代であればもっと大きな問題になっていた可能性があります。
当時はセクハラという概念自体がまだ広く認識されていない時期でもあり、女性出演者が訴訟を起こすという行為自体が非常に勇気のいることでした。
石橋貴明の過去のパワハラ・セクハラ行動まとめ ③「保毛尾田保毛男」問題
2017年の「保毛尾田保毛男」騒動は、彼らの芸風がいかに時代とかけ離れているかを象徴する事件でした。
『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の30周年記念特番で、石橋が過去の人気キャラクターだった「保毛尾田保毛男」を久々に演じたところ
そのキャラ造形がゲイに対する差別と偏見に満ちているとして猛批判を浴びました。
番組スタッフや本人たちは軽い気持ちで往年の人気キャラを復活させて話題作りをしようとしたのかもしれませんが、今の時代にそれがどう受け取られるのかという視点が欠けていたと指摘されています。
石橋貴明の過去のパワハラ・セクハラ行動まとめ ④「マルガリータブラザース」での行為
『とんねるずのみなさんのおかげです』内のコーナー「マルガリータブラザース」についてご存じの方もいらっしゃるかと思います。
このコーナーでは、挑戦者がストップウォッチを見ないで指定された秒数を測り
とんねるず扮するマルガリータブラザースよりも誤差が小さければ賞金10万円、大きければ罰として髪の毛を丸刈りにされてしまうというものでした。
挑戦者の中には現役の女子高生もいて、学校の制服姿で挑んだものの負けてしまい、観客が見守る中でバリカンで頭髪を刈られるという結末もありました。
現在の視点から見れば、未成年に対する行き過ぎた罰則として批判される可能性が高い内容です。
石橋貴明の過去のパワハラ・セクハラ行動まとめ ⑤若手女優へのセクハラ行為
過去の番組では若手女優に対しても数々のセクハラ的な行為があったとされ、最近になってそうした過去の映像がネット上で拡散される事態になっています。
特に松嶋菜々子さんや工藤静香さんなど当時駆け出しだった女優たちが"いじられ役"として出演していた映像に対して
「当時でもこれは酷い」「胸糞悪くて見られない」といった批判の声が上がっています。
とんねるずのパワハラ・セクハラ問題木梨憲武はどうだったの?
石橋貴明さんのセクハラ疑惑が報じられる中、相方である木梨憲武さんの過去の行動も改めて注目されています。
木梨さんは石橋さんと比較すると芸術家としての一面を持ち、妻・安田成美への愛妻家ぶりや全国の美術館で個展を開くなど芸術家としての顔が注目され、"いい人"というイメージが強い傾向にあります
しかし、実際にはどうだったのでしょうか。
・サンドウィッチマンの自宅での過剰ないたずら
・テレビ番組での美術セット破壊
・後輩芸人への暴力的行為(蹴りなど)
過去の『とんねるずのみなさんのおかげでした』の自宅突撃のロケ企画で、サンドウィッチマンの富澤たけしさんと伊達みきおさんが被害を受けた経験を語っています。
富澤さんが大切にしていたサッカー元アルゼンチン代表の選手のユニフォームに、元ブラジル代表FWペレ氏の名前をペンで書かれたり
同じく楽天ファンだからと「トイレの壁を全部赤に塗られた」とのこと。
さらに、木梨さんが寝室で焼き鳥を焼きはじめ、「火災報知器が鳴ったりして、居づらくなって引っ越した」とも語っていました。
また、2024年3月に放送された「火曜は全力!華大さんと千鳥くん」でも、木梨さんがゲスト出演した際に美術セットを破壊。
それに対してかまいたちの山内健司さんが「とんねるずさんは業界ウケだけ。身内で盛り上がっていただけ」
と突っ込むと、木梨さんは「お前さっきから何だよ!」と山内さんに蹴りを入れ、スタジオにいた華丸大吉・博多大吉にも蹴りを入れる行為をして笑いを取っていました。
こうした行為について、あるバラエティ番組制作会社関係者はこのように語っていたようです。
「木梨さんは笑えないレベルのイタズラを面白いと思っているフシがありますが、大物コンビとして周囲から気を遣われていましたから、許されると思っているのでしょう。昔からパワハラ気質は指摘されていて、スタッフによっては『セクハラの石橋さんより笑えない』『怖い』と言う声もあります」
このように、木梨さんも石橋さんと同様に、現在の価値観では問題視される行動を取っていたことがわかります。
石橋貴明の過去のパワハラセクハラ行為まとめ
ここまで、石橋貴明さんの過去のパワハラ・セクハラ行為と、木梨憲武さんの問題行動についてまとめてきました。これらを一覧にすると次のようになります。
【石橋貴明のパワハラ・セクハラ行為】
・2002年『うたばん』での15歳少女への性的発言
・1992年の女優に対するセクハラで訴訟問題
・2017年「保毛尾田保毛男」によるLGBTQ+差別問題
・「マルガリータブラザース」での女子高生丸刈り
・若手女優に対するセクハラ的言動
・フジテレビ女性社員への「下半身露出」疑惑
【木梨憲武のパワハラ行為】
・サンドウィッチマンの自宅での過剰ないたずら
・テレビ番組での美術セット破壊
・後輩芸人への暴力的行為(蹴りなど)
これらの問題について、現代の価値観からは批判されるべき行為ではありますが、当時の芸能界・テレビ業界の風潮の中では「笑い」として受け入れられていた部分も否定できません。

石橋貴明さんはその芸風の最先端であったとも言えます。
石橋さんも木梨さんも、その卓越した才能と芸能界での地位を背景に、時に行き過ぎた言動が許されてきた環境があったと言えるでしょう。
当初は閉鎖した芸能界に穴をあけるという意味でもこれまでになかった素人芸を武器にまさに大暴れしていたとんねるず。
しかし確固たる地位を得てからはその芸風は権力を持ったものによるパワハラ・セクハラ行為に他ならないと映るようになってきました。
そして、今回のフジテレビ第三者委員会の調査を機に、過去の問題行為が改めて注目されることとなりました。
石橋さんは現在病気療養中であり、復帰の際にはこれらの批判にどう向き合うかが注目されます。
また、木梨さんについても、芸術家として新しい一面を見せながらも、過去のパワハラ的言動についての問いかけがなされる可能性もあります。
時代とともに変化する「笑い」の価値観の中で、長年芸能界で活躍してきた彼らがどのように自らの芸風を見直し、新たな時代に適応していくのか、今後の動向に注目が集まります。
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
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